建築設備とは?空調衛生設備と「施工図」の役割をやさしく解説
こんにちは!ぜんりょう設備企画です。
今回は、私たちの仕事の大前提である「建築設備とは何か」についてお話しします。知っているようで意外と知られていないテーマなので、建築に詳しくない方にも分かるように説明していきます。
建築設備とは、建物に「機能」を持たせるもの
最初に結論です。建築設備とは、ズバリ「建物の機能」です。
エレベーターやエスカレーターはイメージしやすいと思いますが、私たちぜんりょう設備企画が主に手がけているのは「空調衛生設備」です。
身近な空調衛生設備
給水・給湯
蛇口をひねると水やお湯が出る
排水
トイレのボタンで水が流れる
空調
部屋が暖かく・涼しくなる
換気
空気が入れ替わり快適に保つ
これらはすべて、空調衛生設備のはたらきです。建物の中に配管やダクトを張り巡らせることで、建物に機能を持たせています。
建物は、柱や梁、床などの構造と、壁や天井などの仕上げでできています。ただ、それだけでは、冬は寒く夏は暑く、水も出なければトイレも使えません。とても住みたいとは思えませんよね。つまり、人が快適に過ごせる環境を整えるのが、建築設備の役目なのです。
なぜ設計図があるのに「施工図」が必要なのか?
私たちの主な仕事は、設計事務所やゼネコンが作成した設計図をもとに、実際に工事ができる「施工図」を描くことです。
「設計図があるのに、なぜわざわざ施工図を描くの?」と思われるかもしれません。私自身も、この仕事を始めたころに同じ疑問を持ちました。でも、施工図にはきちんとした目的があります。
01品質管理のため
施工管理者が品質を管理できるようにする
02作業のため
職人さんが迷わず作業できるようにする
03記録のため
どのような工事を行ったのかを残す
設計図は「どんな建物にするか」を示すものですが、施工図は「どうやって実際に納めるか」を示すものです。梁や天井との取り合い、ほかの設備との干渉などを一つひとつ解消し、現場で使える図面に仕上げます。
施工図から、建設業の課題を解決していく
建設業は、いくつもの大きな課題を抱えています。
長時間労働
2024年4月から上限規制が適用
担い手不足と高齢化
人手の確保が年々難しく
技術の継承
ノウハウを次の世代へ
私たちは、施工図こそがこうした課題の解決の糸口になると考えています。現場に出る前に図面の段階で問題を解決しておけば、手戻りが減り、現場監督や職人さんの負担は大きく軽くなります。さらに、施工図をBIMモデルとして作成すれば、建物の情報を設計・施工・維持管理までつなげることもできます。
まとめ
建築設備は、人が快適に暮らし、働くために欠かせない「建物の機能」です。そして施工図は、その機能を確実に形にするための大切な道具です。
ぜんりょう設備企画は、空調衛生設備の設計図・施工図・BIMモデルの作成を通じて、建設業の「当たり前」を変えていきます。このコラムでは、建築設備や施工図、BIMに関する情報をこれからも発信していきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


