空調衛生設備の施工図を外注するには?依頼の流れと準備しておきたい資料
こんにちは!ぜんりょう設備企画です。
「現場が重なって、社内だけでは施工図が回らない」「初めて施工図を外注したいけれど、何を準備すればいいのか分からない」。現場監督や設備会社のご担当者から、こうしたご相談をいただくことが増えています。
2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用され、施工図の作成を外部に任せる流れは、これからさらに広がっていくはずです。そこで今回は、空調衛生設備の施工図を外注するときの一般的な流れと、事前に準備しておくとスムーズな資料をまとめました。
施工図を外注するメリット
施工図の作成を外部に任せることで、次のような効果が期待できます。
現場監督の時間を確保
品質管理や工程調整など、本来の業務に時間を使える
人を増やさず作図量を確保
繁忙期でも、社内の人員を増やさずに対応できる
手戻りを減らせる
納まり検討を専門に行う人の目が入る
一方で、依頼の仕方によっては「思っていた図面と違う」「やり取りに時間がかかる」といったことも起こります。次の流れと準備を押さえておくと、こうした行き違いを防げます。
施工図を外注するときの流れ
FLOW / 外注の流れ
1. お問い合わせ・ご相談
まずは、建物の用途や規模、依頼したい範囲(空調・衛生・両方、平面図だけか詳細図まで含むかなど)、希望の時期を伝えます。この段階では、分かる範囲で構いません。
2. 図面・資料のご提供
見積りと作図に必要な資料を共有します。必要な資料は、次の章で詳しく紹介します。
3. お見積り・納期のご提示
資料をもとに、作図の範囲や枚数、使用するCADを確認したうえで、費用と納期が提示されます。作図の範囲は、ここで必ずすり合わせておきましょう。
4. ご発注
5. 作図・納まり検討
作図を進めるなかで、設計図どおりでは納まらない箇所や、意匠・構造との取り合いで判断が必要な箇所が出てきます。こうした点は質疑として上がってくるので、早めに回答できる体制を整えておくと、全体の工程が短くなります。
6. 納品・修正対応
納品後も、設計変更や現場の状況に合わせた修正が発生するのが施工図です。修正の範囲や対応方法も、事前に確認しておくと安心です。
事前に準備しておくとスムーズな資料
外注先が最初に必要とするのは、次のような資料です。すべてがそろっていなくても相談はできますが、そろっているほど見積りや作図の精度が上がります。
CADデータは、DWGやDXF形式で共有されることが一般的です。最新版がどれなのかが分かるように、ファイル名や日付を整理して渡すと、作図後の手戻りを防げます。
外注先を選ぶときのポイント
01現場の経験があるか
施工の流れを知る人の図面は、現場で使いやすく質疑の質も高い
02使用するCADに対応しているか
自社や元請けが使うCADで納品できるかを確認
03納まりの問題を提案してくれるか
問題点と解決策まで示してくれると、現場の負担が大きく減る
04BIMにも対応できるか
施工図とBIMモデルの両方に対応できると、今後の案件にも柔軟
まとめ
施工図の外注をスムーズに進めるには、最初に「範囲」と「資料」をきちんとそろえることが大切です。そして、描くだけでなく納まりまで一緒に考えてくれるパートナーを選ぶことで、現場の負担は大きく減らせます。
ぜんりょう設備企画では、空調衛生設備の施工図をTfas・Rebroで作成しています。資料がそろっていない段階でのご相談も歓迎していますので、お気軽にお問い合わせください。

